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Lexus IS250
期待していただけに・・・
札幌の街はいよいよ冬本番を迎えようとしています。まだ積雪はありませんがちらちらと雪の舞うことが多くなってきました。本格的に降ってしまうと試乗どころではなくなってしまうので、アスファルトが出ているうちにレクサスIS250に乗ってきました。 8月30日のオープンから遅れること1ヶ月、待望の「サラリーマンでも手の届くレクサス」 ISが発売になりました。インテリジェンススポーツセダンを標榜するISは早い話がトヨタ版BMW3シリーズです。一部に聞かれたアルテッツァの後継モデルといった印象は全く感じられませんでした。アルテッツァはデビュー当時久々の小型FRスポーツセダンということで勇んでネッツ店に行き、エンジンのトルクの無さと内装の質感の低さにガッカリして帰ってきたことを思い出します。それから随分経ちましたが「3より100万円安いんなら買ってもいいかなー?」と思えるクルマを作れるまでにトヨタも変わったものだと感じます。 BMW3シリーズとバリエーションを比較するとIS250と価格が近い320iはエンジンが直列4気筒2.0リッターになってしまいナビゲーションも付いていません。また330iはIS350より100万円程高価格になり、いかにISが”お買い得”なプレミアムカーかが解ります。これで走りの楽しさが本家に追いついていれば”買い!”の一点張りなのですが・・・。 正直申し上げて、まだまだです。きっと作ったトヨタが一番解ってるんでしょうけど、ここは期待を込めていくつか注文をつけておきましょう。試乗車はIS250AWDバージョンLです。 ①足が硬い、と言うより「渋い」。引き締まったサスペンションは大歓迎なのだが、ISは低速でゴツゴツした感じが残りコーナーでも妙につっぱった印象。17インチでこれでは18インチを履くバージョンSではどんなになっちゃうんだろう?フリクションの大きいダンパーは要交換。 ②シートポジションが合わない。GSもそうだったけどハイトアジャスターの調整代が少なく、天井が近い。背もたれを寝かせた「ヤンキークレスタ」スタイルを推奨しているのか!トヨタは!! ③パドルシフトのロジックが使いにくい。Dレンジのままでは入力を受け付けず、レバーをSレンジにしなくてはいけない。それならシフトレバーで操作するっちゅーに!最近のヨーロッパ車が多く採用する、パドルのみでシフトできしばらく操作せずにいると自動的にマニュアルモードからオートマティックに戻るロジックが一番使い易い。これならコーナー手前でポンポンとシフトダウンし高回転キープで立ち上がったあとほったらかしで自動変速に戻りクルージングできる。6速ATの出来はいいのですぐにプログラム書き換えて! ④素のモデルの内装が地味。バージョンLの本木目パネルはいいけど。 ⑤外装パーツのクリアランスにばらつきがある。まだ出始めだから仕方ないけどレクサスなんだから、ガンバレ! ぼちぼち街でも見かけるようになったレクサス車、成功するもしないもブランドを育てるのは「お客様」です。精進してください、大トヨタ様。
by yuta_cold
| 2005-11-23 00:16
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