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MercedesBenz SL55 AMG
マッチョなアメリカンエグゼクティブ
今回は趣向を変えて、知人I 氏のSLに乗せてもらった感想を書きます。しかもただのSLではなくてAMGモデル。”普通の”SL500にも乗ったことが無いので比較できませんが知ってる限りのわずかなメルセデス経験をフル稼働して評価してみましょう! 試乗させていただいたのは2003年式ですのでパドルシフトは付いていませんがスペック等は現行モデルと変わらないはずです。高速道路の入口手前で運転を交代し、いざ!不用意にアクセルを踏むとV8-5.5リッタースーパーチャージドエンジンの大トルクに蹴飛ばされます。71.4kg・mを2750~4000rpmで発生するバケモンみたいなエンジンはしかし、ABC(アクティブ・ボディ・コントロール)、SBC(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)、ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)といった電子デバイスによって制御されていて、おいそれとは牙を剥きません。高速の合流でGの残ったままフルスロットルを与えてもそもそもが超ファットなリヤタイヤ(インチアップされており285/30-19を装着)が500psをガッチリ受け止め、スキール音すらしませんでした。 首都高は所々つぎはぎで乗り心地は望めない路面です。いくらAMGメルセデスとはいえオープンボディのSLには厳しいようです。というのも以前C32AMGに試乗した際はW203型Cクラスの中で最も乗り心地良く感じたからです。いわゆる堅牢なボディに締まった足回りで硬くても不快でないしっかり感が好みだったのですが、今回のSL55はややハーシュネスを認めます。直進性も超扁平タイヤの影響かワンダリングの傾向が・・・。ただし、I 氏のもう1台のメルセデスS500(W220)ローダウン仕様より癖が無いので、見た目はともかく走りはノーマルタイヤに分がありそうです。もちろんガタピシいうような安普請では決してありませんよ、さすがAMGメルセデス!そりゃ1,700万円もするんだから当たり前か・・・。 ベイブリッジの右車線から大黒Pに入るため一気に左車線へ2レーン分横っ飛び!そして【ぬえわ】km/hから急減速!!このアクションでこのクルマの真髄をみました。フロント対向8(!)ピストンのブレーキシステムとABCの効果でなんの苦も無く思いどおりの急速レーンチェンジ完了。安心して使える500ps、楽しましていただきました。 最後に苦言を一つ二つ。極めてよく出来た機械なのに今ひとつリニアじゃない、いやリアリティが薄い。バーチャルな速さって云うのかな?運転しているって言う実感が乏しいのが残念なところ。自分のじゃないからか。でもW140のSクラスはスポーティじゃないけどアクセル、ブレーキの重さもステアリングのフィールも自然だったなあ。(・・・遠い目) そして、音。ドロドロしたサウンドはアメリカンV8のようで「スカッと爽快!」とはいかない。決して吹け上がりが遅いとか眠いエンジンというのではないけれど、回転で馬力を稼ぎレッドゾーンに向かって一直線っていうエンジンの方が「ちょ~気持ちイイ!」。好みの問題ですが。クウォーンクウォオオーン! というわけでI さん、ありがとうございました。次はBMW M6かポルシェ911GT3買ってください。皆様も安全運転で・・・。
by yuta_cold
| 2006-02-16 01:01
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